コンシェルジュノート

2012/01/31 コンサルタントコラム

集客力の源泉を探る⑩

 最後の集客力の源泉は、「マーケティング力」である。これは、とりもなおさず、自らが自らの魅力を発信して集客することである。
 広告宣伝にお金をかけて精一杯アピールすることもあるかもしれない。話題づくりのためにイベントを仕掛けて、打って出ることもあるかもしれない。ホームページを作り直して、ネットでの集客を図ろうとするかもしれない。既存顧客に対してのアプローチを強化して、一気に囲い込みを図ろうとするかもしれない。
 どのような施策を実行するにしても、忘れてはならない事がある。
それは、コンセプトである。自分は一体何ものなのか、自分はお客様にどんないいことを提供できるのか、明確にすることである。この基本軸なくして、どのような施策を実行しようとしても、決して長続きしない。
何故なら、この不安定で、分かりにくくて、この先どうなるか全く分からない時代に、あっちこっちぶれているホテル旅館があったとしたら、果たしてあなたは行きたくなるだろうか。そんな分かりにくくて、とらえ所のないホテル旅館には行きたいと思わないはずだ。元々ホテル旅館は、消費者にとってなくても良いものなのである。旅行に行きたいという願望は強いものの、使うためのお金が不足してくると真っ先に削られる消費項目でもあるのだ。
 
さて、コンセプトを明確にするすべはあるのだろうか。
 
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つづく