コンシェルジュノート

2011/08/02 コンサルタントコラム

旅行ニーズを捉えるには、トレンドの方向感をつかめ④

 前回提示した消費者の行動プロセスを考える際に、前提条件がある。それは、ターゲットとなる消費者像を明確にしておくことだ。それも、出来るだけ詳しい方がよい。性別、年齢、容姿、住所エリア、職業、給与レベル、行動パターン、消費嗜好、ポリシー、こだわりなど、出来るだけ詳しい方が、その消費者の気持ちに近づけるからである。

 例えば、30代前半の独身女性で大手企業の一般職、年間給与レベルは400万程度、武蔵小金井の実家にすんでいるため可処分所得が高い。しかし、将来のことを考えると、今からこつこつと貯金をしておきたい。趣味は、釣りとキャンプ。釣り道具とキャンプ道具にはお金をかけるし、月に数回ある女子会には積極的に参加する。結婚はしたいが、焦らず自分のペースでいきたい。このような女性がターゲットとなる消費者のイメージだとしよう。

このような消費者の行動プロセスにおいて、例えば「予約」における消費者の気持ちや考えを深掘りしてみていこう。

 

つづく