コンシェルジュノート

2013/10/16 コンサルタントコラム

ホテル旅館のビジネスモデル(5)

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優先順位付けされたターゲットのイメージを具体的なものにすることにより、隠されたニーズも見えてくる。「埼玉県さいたま市在住、持ち家、ローンは完済、2人の娘は結婚して孫が2人、乗っている車はクラウン」といったターゲットは、いわゆるアクティブシニアでお金もある程度あり、会社の業務も落ち着いてまとまった時間が取れるであろう。

このようなターゲットのニーズは、ずばり好奇心である。現代のシニア層は、実年齢に対して行動様式や意識はマイナス10歳は軽くいく。もっと若い感性を持った人も多い。

 さて、このようなターゲットをメインとするホテル旅館は、この好奇心に応えるサービスを提供しなければならない。それは、歴史であり、所以であり、人である。ホテル旅館の歴史と所以などが分かるような標示物やリーフレット、サービススタッフとの会話などで示す必要がある。

あるいはホテル旅館を起点とした、周辺のアクティビティの紹介である。長期滞在により立地するエリアの、そこにいなければ分からないコトや体験を提供することが求められるのである。

つづく